覚えておきたいデザイン用語|35選!
上司「アタリデータ作って!」
私「…アタリ?当たり?…当たったの!?」
上司「○日にフィックスだよ。」
私「え?フィックスってなに?」
私は、入社当初、初耳ワードが多く、???となっておりました。
え、もしかして、私だけ知らない…?そうだったら恥ずかしくて聞けない、、しかもタイミング的に検索しにくい…とモヤモヤしてるうちに打ち合わせが終わり、話聞いてなかったー泣
こんな状況に落ちいってしまいました。そうならないためにも、新人デザイナーさんにこれさえ覚えとけば、困らない、よく使われるデザイン用語を教えます!
ラフ
ラフ案・ラフ画ともいい、完成イメージを伝えるために手描きスケッチやイメージラフを作成します。手描きや、デジタルでざっくりと作ったものや完成形に近いものだったり、その時によってさまざまです。
カンプ
デザインの仕上がりを具体的に示すために作られる完成見本のことです。
Webデザインの現場では「デザインカンプ」「モックアップ」と呼ばれたりすることもあります。カンプを作成することでクライアントとのイメージを可視化し、共有することでより具体的な要望や細部までイメージのすり合わせを行うことができます。クライアントには、完成に近いカンプを見せます。
トンマナ
「トーン&マナー」の略。「トンマナを合わせる」のように使います。
デザインの雰囲気や色味、コンセプトなどに一貫性を持たせることを言います。ブランドのイメージカラーとホームページなどのデザインカラーに統一感を持たせるなど、ブランディングにおいても大事な要素になります。
シズル感
写真から、商品の魅力が伝わり、消費者の五感を刺激するような表現のこと。
Q数
文字の大きさを表す単位のこと。 級数とも言う。1Q=0.25mm
4C1C
「C」とは、カラーのことを指します。4Cとは、C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラックのことです。(フルカラー)1Cはモノクロや特色のことを指します。
長体・平体
長体は、文字の横幅を狭くしたもので、平体は、文字の高さを低くしたものです。やりすぎ注意です!ちなみに私は、90%~99%で長体をかけることが多いです。
袋文字
外側に枠線をつけた文字のことです。ちなみに…<illustrator>のウィンドウ→アピアランス から塗りと線で簡単に色や線の太さを変えることができます。
カーニング
特定の2文字の間隔を調整すること。文字を入力したままだと活字と余白の間隔にバラツキがあります。文章が読みやすく、美しくなるように必ず文字間の余白を細かく調整し、字詰めを行います。
座布団
文字の下に敷く、色付きの帯のこと。
ジャンプ率
大きい要素と小さい要素の差のこと。ジャンプ率が高いと賑やかな印象に。低いと落ち着いて高級感がある印象になります。
アタリ
デザインの際に一時的に仮で使用する画像やイラストのこと。アタリは低解像度の画像を使うケースが多いです。高解像度の画像だと表示速度が遅くなって作業効率が低下してしまうので、デザイナーはアタリに差し替えて作業をします。
実データ
印刷・出力しても、綺麗に仕上がるための高解像度データのこと。入稿するときは、アタリ画像がら実データに差し替える必要があります。
初校
最初にクライアントに見せる原稿のこと。※ちなみに初稿は、クライアントからもらう「最初の原稿」のことです。
校正(文字校正)
原稿を通し読みし、誤字・脱字・えん字(言葉が不適切に重なった状態)などの文章としての誤りや、記載内容の矛盾などを指摘するのが校正です。校正後に字詰めの修正が入る時があります。その際に使われる記号です。
ママ
校正用語の一種。そのままという意味です。
イキ
校正用語の一種。誤って修正指示を出してしまった部分を取り消す意味があります。
トルツメ
校正用語の一種。文字間が空いていたり、時間が狭い場合に入れる修正。
テレコ
入れ替えること。例)AとBの画像をテレコにしてください。
マージン
デザイン上で情報のない余白部分のこと。
校了
校正が完了した時に使います。全ての修正指示を確認し終え、何も問題がなくそのまま印刷してもいい状態のこと。
責了
訂正箇所が少ない時などに、印刷所や制作側の責任で訂正し、校正を終了することです。
アウトライン
文字を「図形化」することをいいます。データを渡す際、自分が使用しているフォントを相手は持っていないかもしれません。
持っていなかった場合、相手が文字化けして見れなかったり、何かの拍子に文字が変わってしまったなどの問題が起こる可能性があるので、必ずアウトラインをかけましょう。
フィックス
「確定する」・「固める」という意味を持ちます。広告業界では、デザインが確定したことを言います。
オーバープリント
色を重ねて印刷すること。重なり合った部分は、前面のカラーと背面のカラーが混ざった色が印刷されます。 主な使い方として、K100%の小さな文字などに設定する、などがあります。 K100%の小さな文字は、少しの版ズレで紙の白い部分が目立ってしまいます。
特色
CMYK以外のあらかじめ調色された色、およびインキのことです。 スポットカラーとも呼ばれる。CMYKと違い複数のインクを混ぜずに純粋な1色を指定するので、濁りがなく鮮やかで、思い描いた通りの色が安定して表現できます。入稿時に印刷会社に指定することが必要です。その際に使うカラーチップ:DIC, PANTONE
トンボ(トリムマーク)
印刷や断裁位置を明確にするためのしるし。裁断する時には内側の線をカットします。データを入稿する際、基本はトンボをつけて入稿します。中には、トンボをつけずに入稿するパターンもあります。
塗りたし3mm
データを入稿する際、ずれてもいいように3mm塗りたしをつけます。色ベタだけでなく、写真も塗りたしを作る必要があります。
入稿データを作成するときに、3mm画像が足らない!!なんてことがまれにあるかもしれません。私は一年に数回やらかして、フォトショップで画像を伸ばす作業をします。
そうならないためにも、気をつけながら作業してくださいね!
レタッチ
レタッチャーさんと呼ばれるレタッチのプロがいるので、写真に写りこんでしまったゴミや非対象物を消去したり、明るくしたり、逆に暗くしたり、色味を変えたりしてもらいます。商品をよく見せるためにも、レタッチは欠かせません。
入稿
原稿を印刷会社に渡すこと。
色校正(色校)
入稿したデータが印刷会社から上がってきた、初校を校正します。色がうまく出ていなかったり、色味が違っていたりする場合があるので、初校に指示を入れて、直してもらいます。ちなみに赤字は添付のような感じで入れます。※会社によって言い回しなどが違うかもしれません。
トーンジャンプ
印刷物のグラデーション部分で、本来なら少しずつ色が変わるはずの部分で色の差が生まれてしまうという現象です。
OOH
「Out Of Home」の略。 中吊り広告や駅構内広告などの交通広告、各種看板や大型ビジョンなどの屋外広告、チラシなど、家庭以外の場所で展開するメディアの総称のことをいいます。
ジャック
街の広告を占領すること。よく聞くのは「渋谷ジャック」。スクランブル交差点近くの広告を占領し、時間になると企業広告が流れるというもの。大迫力だし、推しが流れたら興奮しますよね!!
ローンチ
新しい商品やサービスを世に送り出すことです。
以上、覚えておきたいデザイン用語でした。初めて聞いたワードはありましたか?デザイン制作する上で、よく使われるワードなので、覚えておくととても便利です。
新人デザイナーさんやこれからデザイナーを目指す方もぜひ覚えて、使っていきましょう!
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