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グラフィックデザインとは?|デザインを構成する要素 -1-

みなさんは「デザイン」と聞くと、どんなものを想像しますか?ファッションやプロダクト、エディトリアル、グラフィックなどデザインにはさまざまな形態があり、私たちはデザインにされたものによって生活が豊かになっています。中でも、最も多くの人が日常で目にしているデザインが「グラフィックデザイン」です。グラフィックデザインとは主に写真や文字、配色などを用いて、視覚的に情報やメッセージを伝えるものとして制作されたデザインのことを指しています。ポスターや雑誌、チラシ、パンフレット、商品のパッケージなど、生活の中で触れる紙媒体のほとんどがグラフィックデザインです。その「グラフィックデザイン」についてよく知らない、少しでも知識をつけたい、という方に向けて基礎知識をお伝えします。今回はグラフィックデザインの構成要素である「文字」にフォーカスしてご紹介します。

1.文字組みとは?
2.言葉の役割を理解する
3.今回のまとめ

 

1.文字組みとは?

「文字組み」とは行間や文字間、文字サイズなどを調整して、文章の意図を分かりやすく、美しく見せる作業のことをいいます。日頃お仕事やお店などで配布された資料を見たとき、「なんだか読みにくい」「内容の理解が進まない」なんて感じたことはありませんか?文字組みを知ることは、日常で感じる“読みにくい問題“を解決に導く第一歩になるかもしれません。文字組みには、フォントの種類や行間、文字間、文字の太さといったさまざまな調整要素があります。これらを適切な見え方に整えていくことで、可読性や視認性を高めることができ、読みやすく理解しやすい資料やポスター、チラシなどの制作ができるようになります。それではタイトルの文字組みを例に解説いたします。

左は文字組みを行っていない状態、右は文字組み行った状態です。助詞となる部分「と」を左右の漢字よりも少し小さくすることによって、読ませたい文字を目立たせることができ、より情報が見やすくなりました。このように一文の中でも文字の見え方を少し工夫するだけで、読みやすさが改善されます。さらに、文字を読みやすくする手法として、フォントの選び方や文字詰め、行間の調整などがあります。文字を扱う上で気をつけたいポイントやテクニック、さらに校正についての知識などについても下記の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

〈売れるチラシ|デザインを整える3つの方法〉
https://s-modern.com/column/1098/

〈デザイン上達TIPS|垢抜けない紙面デザインの脱し方〉
https://s-modern.com/column/919/

〈知らぬは恥!校正の知識を身につけて販促の質を高めよう〉
https://s-modern.com/column/2938/

 

2.言葉の役割を理解する

グラフィックデザインを構成する要素としてかかせないのは「言葉」です。それぞれの文言には役割があります。例えば資料などを読む際に、まずはじめに目に飛び込んでくる「タイトル」、タイトルの下に本文に入る前のつなぎ部分となる「リード」、そして最もページ面積を占める「本文」など、どんな文章にもそれぞれの役割に該当する文言が存在します。デザインを行う際には、それらがどの役割に当てはまるのかを判断し、存在感のバランスを調整していくことで、紙面全体に流れを作り出し、見た人に伝えたい情報を、伝えたい順番で見せていくことを意識します。それではここで1で紹介した文字組みを行い、文言を整えた例を見てみましょう。

左が文言を整える前の状態、右が文言に役割を持たせた状態になります。このように文字のサイズや距離感を調整し、文言の役割である「タイトル」「リード」「本文」が一目でわかるようにまとめることで、各文言を見る順番が整い、情報が理解しやすくなりました。

 

3.今回のまとめ

情報過多の現代において”グラフィックデザイン”は私たちの生活には欠かせない存在です。デザインは、人々が身の回りの環境や社会の状況を知る上でカギとなる重要な役割を担っています。中でも、見え方一つで見る人の気持ちを左右するほどに大きな役割を持つ文字や言葉は、グラフィックデザインにおいて重要な構成要素であり、必要な情報を必要な人にしっかりと届けるために、読ませる文字組みを工夫することや言葉の役割を理解することはとても大切です。生活の中で書類やチラシなどを目にする際は、一度その内容が見る人にとってわかりやすくなっているか、自分だったらどのようにすれば見やすく感じるのかなど、ぜひ考えながら見てください。みなさんにとっての”見やすい”  “理解しやすい”デザインとはどんなものなのかということを、考えるきっかけにしてみてください。