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広告媒体の種類と特徴・効果的な活用方法|デジタル広告編

以前に、広告媒体の中でも歴史の長い「紙媒体」について、各種類の性質・特徴などをお話しました。

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広告媒体の種類と特徴・効果的な活用方法|紙媒体編

 

 

今回は近年すっかり主流となっている「デジタル広告」の性質や特徴についてお話いたします。デジタル広告とは、インターネット上で展開されている広告活動のことで、オンライン広告・WEB広告も呼ばれます。 WEBサイトで展開されているSNSや、動画コンテンツ使って運用されている広告も当てはまります。さまざまな種類のあるデジタル広告を活かして、効果的に販促や売上・集客UPにつなげていきましょう。

 

1.デジタル広告のメリット
2.デジタル広告の種類と性質
3.まとめ

 

1.デジタル広告のメリット

デジタル広告には、オンラインがゆえにさまざまな「情報」を収集することができ、紙媒体との一番の差別化される点です。たくさんの「情報」を基に、デジタル広告だからこそなし得るメリットがたくさんありますので後紹介していきます。

 

■細かいターゲティングが可能
デジタル広告では、主にその人の嗜好広告が掲載されているサイトやアプリの内容広告を配信するデバイスその人がいる位置など、消費者の登録情報や閲覧履歴を基に属性や興味分野を抽出し、それを基に特定の対象に狙い撃ちをして広告を打つことが可能です。このような方法を「パーソナライズ」と呼び、消費者が興味を持っている分野・やりたいことに焦点を当てて最適なコンテンツを見せることができます。

■効果測定が可能
効果測定とは、デジタル広告を出稿した際に、どの程度効果があったかを測るということです。クリック数インプレッション数(広告が表示された回数)コンバージョン数(広告を見て訪れた消費者が、商品購入などのアクションを起こした回数)などを分析ツールで詳しく調べることができるので、その数値から分析をし、それを基に課題をあぶり出し、より効果的な施策を立案することができます。

■出稿期間に内容を変更できる
紙媒体やマス広告は、一度世に出てしまうとなかなか内容を変更するのは難しいですよね。しかしデジタル広告は、広告を出稿している期間にもキーワードを変更したり設定を変えることができます。最初に打ち出した広告で効果を得ることができなかった場合に、途中で設定を変更することができるので、広告の改善が容易に可能です。

 

 

2.デジタル広告の種類と性質

それでは、たくさんあるデジタル広告の中でも手軽に始められる、販促や宣伝に効果的なものをいくつかピックアップいたします。

■リスティング広告
リスティング広告とは「検索連動型広告」のことです。名前の通り、Googleなどのサーチエンジンで検索した際に、画面上に表示されるテキスト形式の広告のことです。リスティング広告は何か目的を持って購入・行動を検討している顕在層に向けて配信できる広告であることから、最も効果が出やすいデジタル広告と言われています。また、リスティング広告はクリックされるごとにお金がかかるクリック課金制のため、広告にかけられる金額を抑えて出稿することが可能です。しかし、リスティング広告は「検索」という行動を取っているユーザーに対してのみにしか広告を配信することが出来ないため、何かを認知させるという目的には向きません。このような場合は次に紹介する手段を使って広告を打ち出しましょう。

■ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とはWEBサイトや動画サイト、アプリの広告掲載枠に表示される、テキスト・画像・動画の広告のことです。文字だけのリスティング広告とは違い、広告に掲載されている商品の特徴や魅力を視覚的に存分に伝えることができます。また、セクション1でも紹介した。ユーザーが住んでいる地域や年齢・性別・過去のWEBサイト閲覧履歴などを用いてターゲティングを行うことができるので、検索エンジンで検索を行っていない消費者、サービスをあまり認知していない状態の「潜在顧客」にアプローチすることができるため、商品やサービスの認知向上に最適な広告です。

■SNS広告
近年のデジタル広告を語る上で欠かせないのがSNS広告。名前の通り、SNS上の広告枠に広告を出稿をすることです。Facebook・Twitter・Instagramが主流といえるでしょう。SNS広告の最も強みとなる部分は、「若者へのリーチに強いこと」です。現在日本国内のSNS利用者数は、約7割で、うち10代から30代の若者は全体の80%を超えると言われています。SNSは各種利用しているユーザーに特徴があるので、広告を打ち出すSNSを見極めることでターゲットを最適化できるのも利点ですが、SNSを活発に利用しているのはやはり若者。広告のデザインを考える際にも「拡散されやすいか」など影響力のある内容であるかを意識する必要があるでしょう。

■動画広告
スマートフォンの普及により、パソコンだけでなく手元でも気軽に見ることができるようになったのが動画広告。Youtubeの動画を見る前に流れたりするインストリーム広告をイメージする方も多いかもしれませんが、ウェブサイトを見ている際に下部に出てくるバナーなどにも動きが付いていたりと、動画広告にもさまざまな種類が存在します。動画広告の利点はやはり静止画の広告と違い音楽や映像を駆使できるので、視覚以外にも働きかけることができるところです。例えば焼肉の広告を静止画で見るのと、湯気が出てジュージュー焼けている音がしているものとでは後者の方が圧倒的にシズル感を演出できますし、動きがあることで飽きることなく情報をしっかり伝えることができますよね。また、動画広告も拡散されやすいという性質を持っています。ユーモアに富んだものや、動きがとにかくかっこいいもの、涙をそそるドラマチックなものなど多様なアプローチで、戦略的に広告を制作することができるでしょう。

 

 

3.まとめ

いかがだったでしょうか?今回は4種類をピックアップしてデジタル広告の種類を紹介しましたが、細分化していくと膨大な数になります。WEB広告に特化した外部委託などのサービスも多数存在するので、どのような広告を打てば効果が現れるか相談したり、広告を打った後の運用をお手伝いしてもらうことも必要となってくるかもしれません。打って終わりにするのではなく、得られた情報などを大切にし、「今後に活かす」ことを意識しましょう。何か広告を打ち出す際、紙媒体・デジタル広告とまったく異なる性質を持った2つのどちらを使えば効果的なのかを考えて広告を打ち、販促力をアップしたり、認知向上のための参考にしてみてください。