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アイデア出しにフレームワークを利用して販促に活かそう

皆さんは日頃どんな方法でアイデアを考えていますか?
「とにかく思いつく限り沢山の案を出しまくる」「複数人でブレインストーミングをしながら考える」「ポストイットに書き出しながらアイデアをどんどん派生させていく」など様々あると思いますが、アイデアの方向性がばらけてしまった時にフレームワークを活用すると、まとまりが出て着地点が見えやすくなる事もあります。
今回のコラムでは、アイデア出しのためのフレームワークをいくつかご紹介していきますので、ぜひ活用してみてください。

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フレームワークとは?

◎6W2H

6W2Hは5W1H【When、Where、Who、What、Why、How】から派生したフレームワーク。5W1Hに「Whom(だれに)」「How mach(いくら)」を足して略称にしたものです。
When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、Whom(だれに)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)、How much(いくらで)という8つの要素を整理していき、アイデア・発想を様々な角度で広げていきます。

◎ブレインライティング

ブレインライティングは複数人で行う発想法で、アイデアを発言せず紙に書いていくフレームワークです。以下の手順で記入していきます。

1.6名前後の人数でグループを作ります。
2.人数分の用紙を用意します。
3.テーマを決定し、用紙の一番上に記入します。
4.決められた時間内(短めに設定)で自分のアイデアを1行目に3つ書き出します。
5.左の人に自分の用紙を渡し、右の人から用紙をもらいます。
6.1行目に書かれたアイデアに関連させた自分のアイデアを、3つ書き出します。
7.左の人に自分の用紙を渡し、右の人から用紙をもらいます。

これを用紙が埋まるまで繰り返します。ひたすら無言でアイデアを出していく手法なので、遠慮して発言したがらないような人からでも意見を引き出すことができます。質にこだわらず、どんどんとたくさんのアイデアを出していく事に向いています。

◎オズボーンのチェックリスト

オズボーンのチェックリストは、9つの切り口から発想を膨らませていくフレームワークです。
この9つの項目に沿って思考していくだけで、新しいアイデアに繋がる要素が自然に生まれます。

①転用…別の使い道はないか?改善・改良したら使い道が見えてこないか?
②応用…類似したものはないか?真似できる、お手本にできるものは?
③変更…色や形などの見た目、音、においなどひとひねりしてみる
④拡大…大きく・多く・高く・長く・強調・拡張してみる
⑤縮小…小さく・少なく・低く・短く・曖昧に・縮小してみる
⑥代用…別の物・別の人・別の場所・別の素材などに代えたら?
⑦逆転…正反対のもの・上下左右を逆にしてみたら?
⑧再調整…順序の入れ替え・位置やパターンを変えてみたら?
⑨結合…複数のものを組み合わせたり合体・混ぜ合わせたら?

項目の内容が埋まったらその内容を整理整頓し、まとめていくことでアイデアの種が見えてきます。

◎シックスハット法

シックスハット法とは、6つの異なる視点から思考していくフレームワークです。
決められた思考パターンに全員が従い、順番に思考パターンを変えていきながら強制的に発想していく手法です。
6色の物(帽子・シール・バッヂなど担当の色が分かればOK)を用意し、参加者に色を割り振ります。全員がそれぞれ、担当になった色の視点でアイデアを出し合います。

白色の帽子中立で客観的な視点。
黒色の帽子思慮深く否定的な視点。
赤色の帽子感覚・感情的で直感的な視点。
青色の帽子冷静でロジカルに全体を俯瞰した視点。
黄色の帽子ポジティブで肯定的な視点。
緑色の帽子創造性・新しい考え方の視点。

このフレームワークは、担当となった色の視点で演じきらなければならないので、個人的な思考や意見が排除されるのがメリットです。

 

まとめ

アイデアが枯渇しても、上記のようなフレームワークをこなしていけば様々な視点でのアイデアが見つかるでしょう。今回このコラムでピックアップした思考のフレームワークは、世の中に数多くある内のほんの一部です。目的にあった手法を見つけて、アイデア出しに活用してみてください。
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