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iPad|店舗での最新活用事例 3選

先日お店を運営しているお客様との会話のなかで「店舗でiPadを利用したい」というご相談を受けました。初代iPadが発売されたのが2010年4月の事ですので既に10年以上が経過しています。その間、様々な便利なアプリが開発され実店舗での利用事例も増えてきました。この機会にiPadを使った上手い利用事例をまとめてみたいと思います。

 

1.栃木銀行の事例
2.鴻池組の事例
3.ステーキガストの事例
4.今回のまとめ

 

 

 

栃木銀行の事例

栃木銀行では営業スタッフが顧客情報の管理にiPadを利用しています。iPadの導入によりアポの前にお客様の契約情報を確認し最適な提案につなげることが可能になりました。また商談中は相場の状況をリアルタイムで表示することでより新鮮な情報で商談ができるようになりました。同時にビジュアルによる説得力もアップしプレゼンテーションが効果的に行われるようになりました。契約書のサインもiPadで完結します。Apple Pencilによる電子署名によりその場でデジタル保存が可能になりました。多くの書類に書くより記入する方も楽ですよね。iPadの導入により年間2万1000時間の事務処理の時間を削減することに成功しました。その分お客様とのコミュニケーションに時間をかけられるようになりました。

 

【この事例のポイント】
銀行側とお客様側の双方にとってメリットがあるという点。

https://www.apple.com/jp/business/success-stories/

 

 

鴻池組の事例

次の事例は大きな会社の組織に関するものです。この会社では多くの経営会議に使われる紙をデジタル化しました。一度の会議の資料は最大200ページにも及ぶそうで経営会議を始め13種類の会議を全てペーパーレス化しました。紙の削減だけではなく年間200時間にわたる準備時間の削減にも成功できたと言うことです。地球環境の保護が叫ばれる中このような取り組みはとてもシンプルでスマートなiPadの使い方と言えるでしょう。紙の電子化は手持ちの荷物を減らすことが可能です。事務所の複合機で紙の資料をスキャンしデジタル化すれば、重たい資料の持ち運びも不要になります。またどこからでも必要な情報にアクセスできるので大変便利ですね。

 

【この事例のポイント】
紙の削減だけではなく、間違えた資料を差し替える時間や製本する時間をも省略できるという点。

https://handbook.jp/case/office/konoike/

 

 

 

ステーキガストの事例

続いてはコロナ禍での活用事例です。飲食店において入口での受付は蜜を避ける必要があります。この事例では整理券を発行することで、従来の行列をなくし蜜を避けたいお客様の機会損失を防ぐことができました。来店客は自分の待ち時間を把握することができイライラを感じにくい点が優れていると思います。お店側のメリットとしてはスタッフが対応する手間を省けるのと同時に、iPadでお客様の人数を把握できることで適切なテーブルへスムーズに案内することが可能となりました。

 

【この事例のポイント】
コロナ禍における新しいiPadの使い方。待つと言うストレスを解消してくれる点。消費者心理も考えられていて好感が持てる。

https://airregi.jp/wait/case/b002/

 

 

最後に、上記以外の事例からも見えた便利なiPadの使い方、iPad&アプリが提供するイノベーションを箇条書きで紹介します。公式のアップストアでは約200万のアプリが利用可能です。これだけの数があれば、「○○を××したい」「○○できるようにしたい」というあらゆる悩みにも応えてくれそうです。あなたに合うアプリを検索してみてください。

・リアルタイムな情報の共有(インターネット通信による本部の在庫確認など)
・電子化による業務効率化(即データ化による事務処理時間の削減)
・ARによるイメージの共有(家具購入後の部屋の設置イメージなど)
https://www.apple.com/jp/business/site/docs/resources/AR_in_Business_JP.pdf
・動画によるサービス説明(取扱説明用のVTRなど)
・カメラ機能によるバーコードのスキャン(在庫管理や商品検索、類似商品との比較など)
・カメラ機能による売場MDの記録共有
・OCR検索による書類への簡単アクセス
・FaceTimeによるテレビ通話(ミーティング、オンライン接客など)
・チャット、メッセージ機能による店舗⇆本部の情報共有
・テーブルでのオーダー(注文)をそのまま調理場へ送信
・POSレジ端末としての利用
・カタログなどの印刷物のデジタル化によるコスト削減(多言語表記、動画機能付 など)
・ペーパーレスによる環境への考慮

 

 

 

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか?様々な最新事例を見返してみると、iPadのデバイスのみではなくアプリもうまく活用することがポイントであると分かりました。
最新機能を活用した顧客満足度の向上は、今後も益々求められていきそうですね。このまとめが皆さんのビジネスにおいても参考になる事例がありましたら幸いです。
※iPadはApple inc.の登録商標です。