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私たちが考える「モダン」の定義とは

 

当社の社名でも使っている「モダン」という言葉。直訳すると「近代的」「現代的」「今風でおしゃれ」といった意味があげられますが、私たちは単純にそういった近代的で今風おしゃれなデザインを提供したいがためにこの言葉を使っているわけではありません。私たちスズキモダンとはどんなデザイン事務所なのか。何を良しとし、どんなこだわりがある会社なのか。そしてこれから私たちはどこへ向かうつもりなのかなどを簡単に紹介していきます。

【目次】
1. 「方丈記」に見る当社のデザイン哲学
2. 「モダン」という言葉に導かれすすむ未来
3. 今回のまとめ

 

「方丈記」に見る当社のデザイン哲学

「ゆく河の流れは絶えずして しかも もとの水にあらず」
これは鎌倉時代に活躍した日本の歌人である鴨長明の随筆「方丈記」の冒頭文です。同じように見える川の流れも、実は刻々と変化しており、今見た川の水は次の瞬間には下流へと移動し、水面の状態も刻々と変化する。常に川は流れているし動いている。といった「無常観」をうたった有名な古典ですが、実はこの無常観こそが私たちの考える「モダン」の定義に繋がると考えています。無常とは、常の状態がないということ。つまり、常に変化をするということです。変化するということは留まっていない、一定の決まった形や状態をとらないということです。「今」を起点に見た「近代」は、移り変わる「今」にあわせて変わってゆく。常に変化を続ける「今」のいかなる時をもってしてもその先を行くことが「モダン」。つまり私たちは、常に今現在の「最適解」を提供するデザイン事務所でありたいと思っているということです。

「モダン」という言葉に導かれ進む未来

移り変わる今の最適解を提供するために、私たちは「根拠を語れるデザイン事務所」であることを大切にしています。私たちは芸術家集団ではありません。商業デザインを生業にしている以上、クライアントのビジネスの役に立てなければ意味がない。「絶対売れます」と約束できればそれほど確かなものはありませんが、それができない以上、その時私たちの考えることのできる最適解を提供し、結果に繋がる努力をしなければならない。そのためにもなぜ今回の案件はこのデザインなのか?なぜこのキャッチコピーなのか?なぜ今その施策が必要なのか?といった全ての事柄をロジカルに説明できなくてはならないと考えています。結果から逃げない。ウソを付かない。忖度しない。を心に留めて「売れるデザイン」を追求して参ります。

今回のまとめ

今回の記事では当社スズキモダンが大切にしていることを少しだけ紹介しました。広告の世界で「根拠を語る」ということはとても大変なことです。クライアントやその業界のこと、マーケティングの知識や消費者心理など、様々な角度から分析・検討を行わなければなりません。しかし全てはクライアントのビジネスの役に立つために、これからも知恵を絞って参ります。明確な成果を求めるお客様はぜひご用命ください。