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広報宣伝部の方向け|デザインで成果を上げる方法

デザインの仕事をしていると、企業の広報宣伝部の方と一緒にお仕事をすることがよくあります。今回はデザイナーと効率的に仕事を行い、より成果を上げる為のお話をします。

1.デザインの依頼前にするべきこと
2.目的と戦略を明確にする
3.成果を求めるならデザイナーを選べ
4.今回のまとめ

デザインの依頼前にするべきこと

打ち合わせの際にデザイナーとして感じることは企業側の伝えたい内容とユーザーの求めることが必ずしも一致しているとは限らないということです。例えば、機能満載のスマホを新しく発売するにあたり、メーカーは機能を事細かく伝えたいと主張しますが、実際の売り場やユーザーは、そもそもプランや価格がまず優先で、スマホの機能性については二の次だったりします。デザインの依頼前にすべきこととして、市場やユーザー心理を理解しておく事は必須です。

目的と戦略を明確にする

依頼時にデザイナーが一番確認したい事は、目的と戦略です。目的、戦略がはっきりしないことには、ユーザーに何も伝わりません。逆にここさえ決まればデザイナーもどういうデザインにするかフォーカスし易くなるし、途中で修正があった場合でも目的、戦略に沿った修正の為、意思疎通がしやすくなります。依頼側にとっても目的、戦略がはっきりすることで、社内への確認がスムーズになる利点があります。仕事の受け渡しが円滑になれば、時間が短縮し他の事に有効利用できます。また戦略に関しては、デザイナーを含めて意見を出し合うケースもあります。社外の人間の客観的な意見も交えて戦略を立てることで、今までにない視点やアイデアが生まれることに繋がります。

成果を求めるならデザイナーを選べ

デザイナーとの仕事を円滑にするだけでなく、さらに成果を上げたいと思われた方は、デザイナーを選別することをおすすめします。現状お付き合いのある制作会社やデザイン事務所があり、内容や流れを理解してくれるので仕事がやりやすいと考えるのも一理あります。しかしデザイナーも得意不得意があり、オールジャンルをこなしているかのように見えても、癖や傾向があります。そこを理解した上で、ジャンル、内容、規模ごとにデザイナーを選別し、一つ一つの制作物のクオリティを上げることが、より良い成果につながるのです。

今回のまとめ

デザイナーとの仕事を円滑にして、より良い成果を上げるには、企業、担当者、デザイナー、ユーザーが同じ方向を向いていないといけません。お互いを知ることで理解を深め、歩み寄ることで相乗効果が生まれ、成果につながるのです。2021年も始まりました!この機会にデザインの進め方をもう一度考えてみませんか?