デザイナー視点|この夏気になる企画展5選【2025年版】

みなさん、夏の予定はもうお決まりですか?今年の夏も面白そうな企画展が多数開催されます。今回の記事では、デザイナーの視点も交えながら、ぜひ足を運んで見たい、実際に体験したいと思う企画展5選をご紹介させていただきます。これから予定を立てる方、デザインに興味のある方はぜひお出かけ先候補の参考にしてみてください!
デザインあ展neo / TOKYO NODE
NHK Eテレの番組「デザインあneo」の世界を体験できる展覧会「デザインあ展neo」。これまでの“モノ”をテーマにした展示から一転、今回は「あるく」「たべる」「すわる」「もつ」といった日常の“行為”がテーマです。
ただ見るだけでなく、からだを使って感じる展示が中心に。何気ない行動をデザインの視点でとらえ直すことで、日常がちがって見えてくる、、そんな発見が期待できそうです◎
HP :
https://exhibition-ah-neo.jp
会期:4月18日(金)〜2025年9月23日(火)
会館時間:10:00 〜 19:00 ※9月17日は19:00まで
入場料:一般 2500円、高校生・中学生 1200円、小学生 1000円、2歳以上 500円
会場:TOKYO NODE https://maps.app.goo.gl/zefXtYFBQKZ5SS4S7
2025 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展 / ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)
年鑑『Graphic Design in Japan 2025』に掲載された作品の中から選ばれた、「亀倉雄策賞」と「JAGDA新人賞」。その受賞作が、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で同時に展示されます。
1階は、亀倉雄策賞を受賞した林規章さんの個展。女子美術大学のポスターシリーズを中心に、毎年続けてきた取り組みの蓄積と、ブレない構成力が見どころです。 地下では、JAGDA新人賞2025を受賞した城﨑哲郎さん、サリーン・チェンさん、松田洋和さんの作品がずらり。それぞれのスタイルの違いが面白く、これからの活躍が楽しみになります。
グラフィックデザインの今を、一気に見渡せる構成。静かに刺激を受けながら、自分の制作にも何か持ち帰れる展示になりそうです。
HP :
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000846
会期:7月15日(火)〜2025年8月27日(水) ※休館日:日曜日、祝日
会館時間:11:00~19:00
入場料:無料
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー https://maps.app.goo.gl/JXUxRzfVPYNFh9LX8
ポットラック・アートブックフェア 2025 / Minatomachi POTLUCK BUILDING
名古屋・港まちで開催される「ポットラック・アートブックフェア2025」。これまでの「港まちアートブックフェア」を引き継ぎ、「本」を通じて多様な表現と出会える場として開催されます。
今回は130組以上が参加。アーティストブックやZINE、作品集、ヴィジュアルブック、文芸など、ジャンルもスタイルもさまざま。
本のつくりや構成、紙や印刷の選び方など、デザイナーとして気になるポイントも多そうです。会場は展示形式で、ゆったり本を楽しめるのも魅力。じっくり見て、触って、考える時間を過ごせそうです。
HP :
https://www.mat-nagoya.jp/exhibition/12403.html
会期:7月8日(火)〜2025年8月30日(土)※日曜日、月曜日、祝日
会館時間:11:00 〜 19:00(入場は閉館30分前まで)
入場料:無料
会場:Minatomachi POTLUCK BUILDING https://maps.app.goo.gl/crjhARMEpRzqgZGq6
2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品展 / 武蔵野美術大学 美術館・図書館
改修を終えた武蔵野美術大学 美術館・図書館で、「2024年度 卒業・修了制作 優秀作品展」が開催されます。
前年度に優秀賞を受賞した約100名の学生による作品や研究成果が、学科を越えて紹介されるとのこと。 領域をまたぐ多様な視点に触れられるこの展示は、美術教育のいまを知る手がかりとしても楽しみです。
学生ならではの純度の高い表現や、新しい切り口に出会える機会になりそうです。
HP :
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/22454/
会期:7月3日(木)〜8月3日(日) ※休館日:水曜日
会館時間:11:00 – 19:00(土・日曜日、祝日は10:00 – 17:00)
入場料:無料
会場:武蔵野美術大学 美術館全館 https://maps.app.goo.gl/JSWDQ4td2rtFeebr7
誕生70周年記念 ミッフィー展 / 大丸神戸店9階 大丸ミュージアム<神戸>
オランダの絵本作家でありグラフィック・デザイナーでもあるディック・ブルーナさんが生み出した『ミッフィー』(うさこちゃん)は、2025年に誕生70周年を迎えます。
これを記念して、『もっと、もっと、ミッフィー』をテーマにした展覧会が開催されるそうです。原画やスケッチ、さまざまなグッズが並び、ブルーナさんの世界観やミッフィーが歩んできた70年の歴史をたどれる内容とのこと。
シンプルで味わい深い線や色づかい、余白の美しさなど、ミッフィーのデザインには大人になってから改めて気づく魅力がたくさんあり、デザインとしての完成度の高さを再認識できる機会になりそうです。
HP :
https://miffy70.exhibit.jp/
会期:7月23日(水)~8月11日(月・祝)
会館時間:110時~18時(19時閉場)※最終日は17時まで(18時閉場)※入場時間は変更になる場合がございます
入場料:一般・大学生 1,600 円、高校生 1,100 円、小中学生 600 円 ※入場は全日日時指定制(終日)
会場:大丸ミュージアム〈神戸〉 大丸神戸店9階 https://maps.app.goo.gl/4jcjrB9GpWZ8zPUA8
■巡回情報
・大阪 2025年8月14日(木)~9月1日(月) 大丸ミュージアム〈梅田〉
・横浜 2025年9月13日(土)~11月4日(火) そごう美術館
・名古屋 2025年12月6日(土)~2026年1月18日(日) 松坂屋美術館
※2026年まで全国を巡回
まとめ
今回ご紹介した企画展は、デザイン業界の方だけでなく、デザインに関心がある方やデザインに触れる機会がある方にもおすすめです。
作品としてデザインやクリエイティブに触れることで、消費者視点だけでなく、さまざまな制作者の考えや技術を知り、新たな視点を身につけることができます。
最新のデザインに触れる絶好のチャンスなので、予定の合う展示があればぜひ足を運んでみてください!