デザイン初級者向け|職業 デザイナーとは
「職業 デザイナー」というと、特別なイメージをもたれる事がよくあります。しかし私たちの仕事であるデザインは決して特別でなく、皆さんが日常生活している事や仕事とそこまで変わりません。今日は「職業 デザイナー」について少し語りたいと思います。
1. そもそも「デザイナー」とは
2. デザイナーに向いている人
3. デザインを職業にするためには
4. 今回のまとめ
そもそも「デザイナー」とは
ここでいうデザイナーとは主に、「グラフィックデザイナー」や「Webデザイナー」のことを指します。デザイナーは、視覚的なコミュニケーションをつくり出す仕事です。広告、書籍、雑誌、パッケージ、ロゴ、グッズ、ウェブサイトなど、日常的に目にするさまざまなメディアのデザインを手掛けます。
幅広い業種や媒体の制作に携わる中で特に求められる能力は、クライアントのニーズへの理解を深め、それらとマッチするデザインを提案・実現する力です。そのためには、創造性や技術的スキルはもちろん、円滑なコミュニケーション能力、スケジュール進行・管理力、しばしば厳しい締め切りや不安定な仕事量に柔軟に対応できるストレス耐性も必要になります。
しかし、初めからすべてを完璧にできる必要はありません。これらは日々の仕事を通じて成功体験を積み重ねることで着実に身についてくる力です。まずは自信がないことにも能動的に取り組んでみること。それがデザイナーとしての成長に大きな影響を与えます。
デザイナーに向いている人
デザインに大切な事は、パソコンができる事でもセンスが良いことでもありません。勿論スキルとして必要になりますが、一番必要なのは観察力と分析力です。それってデザイナーじゃなくてもやってることじゃないの? と言われがちですが、この能力が長けている人は、デザイナーに向いていると思います。
例えば、デザイナー仲間と映画やファッションの話をしていてよく思うのが、独自の視点と細部のこだわりです。「あの映画のラストシーンのところで光が射した時に一瞬色が変わったのって、結末との裏付けじゃない?」とか、「好きなブランドの縫製がシングルステッチからダブルステッチに変わってショック」など。日常から観察を楽しんで評価することを行っています。
デザインを職業にするためには
「職業 デザイナー」は、その能力をどう仕事に活かしているかというと、自分以外の人やモノ、会社に転換できるか、これが一番のポイントです。
はっきりいいます。「職業 デザイナー」は主観と客観を上手に使い分けます。なぜならビジネスとしてデザインを生業としているからです。
デザインの良し悪しは環境によって変化します。いわゆるセオリーやらしさは無視できないし、そこだけ意識していてもクライアントの満足は得られない。時代の流れや業界、ジャンルをひたすら観察し、そこから見えてくる情報を整理し分析する。ここまでやって、ようやく具体的な表現を考えるのです。
皆さんが目にするデザインの裏には意外と地味な作業があるのです。仕事は段取り8割、作業は2割という言葉がありますが「職業 デザイナー」も同じようなことが言えます。
今回のまとめ