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販促手法|販促キャンペーンの企画から運営までの流れ

前回は、まずは知っておきたい4つの販促キャンペーンの手法とポイントをお話ししました。(前回のおさらいはコチラ https://s-modern.com/column/1934/ )今回は、販促キャンペーンの企画、設計、開発、運営の流れをお話したいと思います。

 

1.目的と目標を見据えた「企画」
2.集客計画から制作物の「設計」
3.デザイン、販促物で違いを見せる「開発」
4.集客から管理、分析までの「運営」
5.まとめ

 

1.目的と目標を見据えた「企画」

販促キャンペーンは、ただのプレゼントや割引で終わらないよう、目的と目標を設定したうえで企画を立てなければなりません。期間や対象を限定して特典を提供する「制度手法」、抽選や懸賞を行なう「プレミアム手法」、商品サンプルを提供する「試用手法」、商品割引を行なう「プライス手法」など様々な手法がある中で、販促キャンペーンの対象となるユーザーや、目的と目標に合わせて決定します。またキャンペーン実施後に、その目的と目標が達成できるのかどうかを、企画段階から意識することが重要です。

 

2.集客計画から制作物の「設計」

企画がまとまった段階で、具体的な設計を進めます。「ペルソナ」でユーザーを具体的に設定してから、「カスタマージャーニー」でペルソナの動きに対して販促キャンペーンの時期はいつが最適なのか、キャンペーン内容は何が良いのかなど決めていきます。また「キャンペーンサイトの構造、CMS、サーバー構成の設計」「広告シミュレーション」の運用計画まで、販促キャンペーンに必要な内容を準備しなければなりません。ここで忘れてはいけないのが、企画の規模や予算に合わせた設計をしなければならないことです。目的と目標が達成しても規模を広げすぎて回収できなかったり、予算の使いすぎで次の販促キャンペーンが削られたりしたら、結局意味がありません。

 

3.デザイン、販促物で違いを見せる「開発」

設計が具体的になったところで、どのようにプロモーションするのかデザイナーに相談しましょう。こちらからは企画要素だけを指示して、具体的なビジュアルやデザインはある程度デザイナーに任せるのがコツで、スムーズにやり取りが進みます。デザイナーへの相談、依頼が上手くいく人は、境界線を理解して的確な判断できていることが多いです。しかし、キャンペーン企画意図と違ったり、ユーザビリティを損なう恐れがあるデザインの場合は修正が必要です。きちんとデザイナーと連携をすることで、販促キャンペーンの成功にへ近づきます。何が一番重要なのか、譲歩出来る部分は何なのか、依頼前に決めておくのも良いと思います。

 

4.集客から管理、分析までの「運営」

ここまでの準備で力を出し切って、達成感に浸ってはいけません。実際、販促キャンペーンが始まったらユーザーの集客、キャンペーンの運営、キャンペーンサイトの管理、SNSとの連携、販促物の手配などはもちろん、規模によってはキャンペーンに付随したイベント、セミナーなどやることが沢山あります。そして前回もお話しした通り、販促キャンペーンはやって終了ではありません。販促キャンペーンの結果をしっかりと分析することが必要です。その分析を基に次回の販促キャンペーンの計画に繋がります。

 

5.まとめ

2回に分けて販促キャンペーンの概要をお話してきましたが、大切なのは何事もうやむやにせず明確にすることで答えが見えて来るということです。目的、目標から企画、設計、開発、運営、分析どのフェーズで引っかかることや見えづらいことがあるとしたら、一旦冷静になり企画内容を知らない方に相談してみてください。思いも寄らない答えが返ってきたりします。または販促キャンペーンの成功事例を探してみることもオススメします。