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CI・VI|ブランディングと販促を効果的に結びつける方法

コロナ以降、ブランディングやCI・VIに関するお問合せを多くいただいています。その背景には自社の営業方針を見直す中で「そもそも自分たちはなぜ働いているのか?」「社会に何をもたらす役割なのか?」「消費者に商品の特長を正確に伝えられているか?」など、マーケティングの原点に立ち戻るような議論の機会が増えたことがあるのではないでしょうか。弊社ではそのようなお問合せに対してブランディングと販促を効果的に結びつける方法をご提案しています。今回のコラムではその手法を少しだけご紹介しますので参考にしてみてください。

1.自社の特長とは?
2.ロゴをデザインするために必要なこと
3.ブランディングと販促の違い
4.今回のまとめ

自社の特長とは?

企業には社会的なイメージやブランドが自然と醸成されており、消費者は無意識にその印象に影響を受けて消費行動をしています。企業はその印象を自らが意図する方向へ操作し、商品やサービスを好きになって貰うための行為を行います。すなわちファンを作ること、それがブランディングです。そこで重要なのが「どのように見せたいか」という点です。より強固なイメージ作りのために、ブレずに強いブランディングのためにそれをコントロールする必要があるからです。そして自社の特長を理解することがブランディングの第一歩です。スズキモダンでおすすめするのはワークショップです。ワークショップはできれば全社員で行います。ブランディングの基礎を学ぶ座学(全3回)に始まり、全員でサービスや商品の強みやターゲットのペルソナを振り返り文章に残します。今までの実績ではこれらのワークショップを約1〜2ヶ月かけて行います。なぜここまでやるかというと、知らないうちに経営者とスタッフ間でズレが生じたり、スタッフが自社のことをあまり理解していないケースが意外と多くあるからです。

 

ロゴをデザインするために必要なこと

企業には社会に対する存在理由や役割を定義する「企業理念」があります。同じようにブランドにも「約束」が必要です。社会に何を約束するのかを定義したものが「ブランド提供価値」です。上記のワークショップで「ブランド提供価値」を定義すると、己が何者かという輪郭が明確になります。次に行うのは「自己紹介」です。私(=ブランド)はこういうものだと輪郭ができたら他の人に知って貰うために名札をつけましょう。ブランドイメージを集約したロゴは、消費者に企業・商品・サービスの「らしさ」を伝えることができる名札です。ネーミングとデザインの印象は売上に大きく影響します。通常、ロゴ制作の場合はデザイン会社・販促会社にデザインを発注します。その際に注意したいのはデザインのみを発注しないこと。ロゴ制作の土台になるのは「ブランド提供価値」の理解です。単純な分業発注ではデザイナーの理解が足りていません。スズキモダンでは上記のワークショップにデザイナーも参加します。そこで見聞きした生の情報や熱量を総動員してロゴの制作を行うことが大切だと考えるからです。このようにロゴ制作には時間がかかりますので全体スケジュールの作成時には注意が必要です。

 

ブランディングと販促の違い

ブランディングは商品やサービスを「好きになって貰うこと」「ファンを作ること」とお話ししました。一方で販促の目的は「商品を売ること」です。この二つの目的は大きく違いますが繋がっていないわけではありません。むしろ繋がっていないといけません。ブランドの規模やその認知度だけで安定した経営ができる時代は終わりました。多くのサービスがもの凄いスピードで誕生し淘汰されていくなかで、自社の商品をみつけてもらうのは至難の業です。そのためには上記のようにブランディングと販促を効果的に結びつけることが大切です。コストや効率のみの断片的な判断の繰り返しでは売上は安定しないのは周知の通りで、しっかりとした販促効果を出すためには「計画→実行→振り返り」のステップのうち特に「振り返り」の部分をしっかりと行うことが大切です。販促計画の段階における主なチェック項目としては、効果測定の為の数値・項目が予め設定されているか、その目標値に根拠はあるか、販促プランに無理はないか、予算は適正か、制作物の質は適正か、などが上げられます。ブランドが掲げるパーソナリティ(個性・性格)はマーケティングや制作する販促物、スタッフの振るまいに至るまで一気通貫しているべきです。

 

 

今回のまとめ

今回はブランディングと販促を効果的に結びつける方法について紹介しました。自社の立ち位置をもう一度考える際は、まずブランドの提供価値に立ち返りましょう。そしてその「約束」と販促物をシームレスに繋げることで売上に貢献します。CI・VIについて詳しく知りたいという方は以下のページもご覧ください。

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CI・ロゴデザイン|スズキモダン
https://s-modern.com/ci