ラベルデザイン|尾州ブルーイング(株式会社林屋様)

尾州ブルーイング様

パッケージラベル

 

背景

一宮市にあるブルワリー「尾州ブルーイング」のクラフトビールのラベルデザインをご依頼いただきました。
「尾州ブルーイング」は、尾張一宮駅/名鉄一宮駅 徒歩1分の場所に位置するブルワリーで、尾張一宮駅東口横へ2022年にオープンした商業施設「尾州ビレッジ」の一角にあります。
尾州(びしゅう)とは、愛知県尾張西部から岐阜県西濃地域のことを指し、 この地域は、古くから毛織物産業で栄えてきました。 そうした背景から、『ウールとエール』の商品名をつけられたそうです。
尾州ブルーイングの運営会社の株式会社林屋様は、大正10年創業の老舗酒店を営みながら、一宮市内をはじめ江南・小牧・春日井・津島・岐阜・名古屋エリアの飲食店への酒類や食材の卸しを業容とされている企業様です。この尾州地域の活性化を目指し、新たな業態として始められたのが、この「尾州ブルーイング」でした。

課題

発信力のある若年層に向けた商品をと、昨今流行しているクラフトビールを製造することにした同社。しかし、近年は若者のビール離れが顕著であるとのこと。そこで、ビールが苦手な人にも飲みやすい、苦味をおさえスッキリとした味わいで、アルコール度数も控えめの『ウールとエール ホッピーケルシュ』を製造しました。そのため、この商品の特徴である、ビール初心者の方にも手に取りやすいパッケージラベルにする必要がありました。
また、『ウールとエール ホッピーケルシュ』発売から3ヶ月後、ウールとエールの限定バージョン『Red IPA』のラベルデザインもご依頼いただきました。こちらはホッピーケルシュよりも苦味が強く、アルコール度数も高いため、そのことがわかるようなラベルデザインを、とのご依頼でした。

解決

『ウールとエール』という商品名と地域の背景から、羊をモチーフにしたいというご依頼でしたので、ビール初心者の若者が手に取りやすいような、やわらかな手書きタッチの羊のイラストをスズキモダンのイラストレーターが描きました。
商品は、一宮の代表的な祭り「七夕まつり」でお披露目し、たくさんの若い女性から「パッケージがかわいい」との声をいただいたと、クライアント様からフィードバックをいただきました。
また、限定パッケージ『Red IPA』は、ビールの液色に赤みが強いことから、背景を赤に、またイラストの羊も種類や表情を変え、少し強い印象にすることで、定番商品との差別化を図りました。