避難所生活支援キットHUG+KUM(ハグクム)の製品開発|スズキモダン

 

目次
1. 製品特性
2. 取り組みの意義
3. 使用方法
4. 監修
5. 製品情報

製品特性

避難所の開設・運営を支援する、という新しいアプローチの防災グッズ

避難所生活支援キットHUG+KUM(ハグクム)はいわゆる一般的な防災グッズではなく、快適な避難所を開設・運営するために開発された製品です。本製品は避難所の「運営側」を助けることで支援の裾野を広げ、より多くの「避難者」をケアできないか?という視点で考えられました。被災後約5日程で提携先の保管倉庫から各避難所へ10〜30箱輸送(※想定)され、個人ではなく避難所単位で使用します。被災し充分な準備ができずに避難生活を余儀なくされたシニアやファミリーの食事・排泄・睡眠など、基本的生活習慣を整えることで日常に近い生活環境を提供します。一般的な防災グッズとは違い、被災者個人で運んだり公的機関が避難所に予め常備する必要がない点は、省スペース&省コストであり本製品の特徴のひとつと言えます。

避難所生活を支える50の機能を備えた 十徳ナイフ的なアイテム

開発段階において、長引く避難所生活では現場で必要とされるニーズが徐々に変化することに着目。災害支援の専門家であるNPO法人協力のもと、実際の避難所生活に役立つ50の機能を選定しました。ビジネス鞄サイズに収まる2つのキット(①PATA-MOKU ②ORI-NUNO)が50の機能を果たす、いわゆる十徳ナイフ的な多機能アイテムです。避難所運営者や避難者自らが判断し、必要なキットを組み立てたり、段ボールやパイプ椅子など避難所にあるものと組み合わせて使うことで状況に応じた機能が利用可能です。排せつ補助・介護補助・支援物資の運搬など避難所生活を支える機能から、ストレス発散のための子供向けレクリエーション機能まで、長引く避難所生活における身心のケアに役立ちます。

取り組みの意義

約40万人が避難所生活を経験

2011年東日本大震災では約40万人が避難所生活を余儀なくされ、排泄や車中泊などの問題が新たに浮上しました。地震の揺れや津波からせっかく助かった命が、続く過酷な避難所生活が引き金となって失われたという事実は大きな衝撃を与えました。この「災害関連死」で亡くなった方のうちの3割が避難所生活における精神的・肉体的疲労が原因とされており、高齢者や障がい者などの要配慮者が多く含まれていたという復興庁のレポートがあります。来たる南海トラフ地震においては死者数が最大で東日本大震災の約17倍にあたる32万3000人、避難者の数は950万人に上ると予想されており、「災害関連死」は早急に取り組むべき大きな課題です。

《排泄問題》トイレを我慢する→水を控える→体調不良→感染→発病→集団感染
《車中泊問題》プライバシーが欲しい、良く眠れないなどの理由から車中泊→エコノミー症候群の発症

最大の目的は、災害関連死を防ぐこと

本製品は避難所での病気発症や感染・鬱からくる「災害関連死」の予防を最大の目的としています。現在はNPOと共に避難所開設体験などの防災教室を開催し、災害に強い人や社会づくりを進めておりますが、今後はより多くの地域での啓蒙活動(防災意識の育み)が望ましいと考えています。過去の事例から、災害時に生活の拠点となる避難所の整備は避けては通れない最重要課題であり、来たる南海トラフ地震、首都直下地震などに備えて早急な対策が必要です。

使用方法(避難所で役立つ50の機能)

01. 洋式トイレとして[0 1/50]仮設トイレの段差を利用して和式トイレを洋式に変えることができます。避難所の仮設トイレは和式のものが大半ですが本製品を使えばお子様やご高齢の方も安心です。(耐荷重300kg/台)

02.台車として[ 02/50]
同梱のキャスターをPATA-MOKUに取り付けることで台車の機能を果たします。また、結束バンドを使い避難所にあるパイプ椅子と固定することでより大きな支援物資などを運ぶ持ち手付き台車として利用できます。(耐荷重150kg/台 ※写真の場合は総耐荷重600kg)

03.担架として[03/50]
ORI-NUNOを折り紙の要領で3つ折りにすると、担架として利用できます。両端を2〜4人で持つことで要介護者を固定したまま安全に運ぶことができます。

04.足湯として[04/50]
ビニール袋を利用して手軽に足湯を体験いただけます。血液の巡りを良くすると共に、高いリラックス効果もあり長期間お風呂に入れない方々に非常に喜ばれています。

その他の機能
05. 平台車/06. おんぶ補助器/07. 踏み台/08. 即席トイレ/09. 幼児用トイレ/10. パーティション/11. ベッド/12. 布団・枕/13. 反射ベスト/14. 防災頭巾/15. 三角巾/16. たすき/17. 誘導用ロープ/18. リュックサック/19. スリング/20. ランタン/21. エプロン/22. ジャグスタンド/23. テーブル/24. フットレスト/25. 洗濯物入れ/26. クッション/27. ハンガー/28. 腰掛け/29. 棚/30. 雨よけ/31. レジャーシート/32. 物干し/33. 玉入れ/34. ハンモック/35. 掲示板/36. 授乳ポンチョ/37. スクリーン/38. 前掛け/39. ブランケット/40. 散髪用ケープ/41. 日よけ/42. 下駄箱/43. ツボ押しマッサージ/44. 縄跳び/45. お絵かきボード/46. 腹筋ローラー/47. ままごとキッチン/48. ブランコ/49. カーリングごっこ/50. 列車ごっこ

監修

認定特定非営利活動法人 レスキューストックヤード代表理事 栗田 暢之

 

当法人は、阪神・淡路大震災を契機に、これまで40箇所以上にわたる被災地で支援活動を行ってきました。そして実際の現場で何が起こったのかという被災者の生の声、どうすれば被害が少なくできたのかという有識者の検証や先人の智恵などからの学びを重ねて参りました。その経験に基づき今回は「避難所で役立つ機能」の選定に携わりました。今後も本製品を使っての防災教室などを通じて、地域防災の意識を育めるように協力して参ります。一人ひとりのいのち・暮らしが災害から守られるよう、より真摯な活動を心がけて参る所存です。

認定特定非営利活動法人 レスキューストックヤード常務理事 浦野 愛

HUG+KUMは避難所生活で繰り返される災害関連死を防ぐと共に、被災者が本格的な生活再建への一歩を踏み出すための『元気と活力』を支えるためのキットです。スズキモダンさんには、特に周囲への遠慮や気兼ねで、我慢を重ねたり体調不良に陥りやすい高齢者や障がいのある方、子ども達などの「要配慮者」に必要な目線と、実際に避難所生活に関わった被災者や支援者の生の声を数多く取り入れて頂きました。「被災地で災害関連死を失くし命と健康を守りたい」という私たちNPOとの共通の想いを見事に形にして頂けたと思っています。
http://rsy-nagoya.com

アンバサダー

三浦 寛行(写真家・防災士)

東日本大震災発生の1週間後から支援活動を始め、2011年6月に「釜石の奇跡」と報道された釜石東中学校の校名板を瓦礫の中から発見したのをきっかけに、卒業式に毎年来賓として招待されている。2012年3月 活動実績が認められ、一般財団法人羽田人権文化基金より「人権大賞」を受賞。2016年6月にはNHKドキュメンタリースペシャル「風の電話」に出演。現在では、防災士・写真家として、震災の記憶を風化防止と、首都直下地震や南海トラフ地震、気象災害への防災意識を高めるため、防災講演会や写真展を行ったり、自死遺族の立場から命の大切さと自分の可能性を求め続けることの大切さを訴える「いのちの講演会」も行っている。

耐荷重検査

名古屋市の公設試験研究機関である名古屋市工業研所協力のもと安全面に配慮しております。
http://www.nmiri.city.nagoya.jp

参考資料VTR(内閣府提供)

南海トラフ地震は静岡県から九州地方までの広い範囲で起きるとされ、死者数は最大で東日本大震災の約17倍にあたる32万3000人、避難者の数は950万人に上ると予想されています。

製品情報

販売価格
定価59,000円 (税別)※送料別
ご購入はメール(info@s-modern.com)またはお電話(052-253-5534)にて承ります

内容物
PATA-MOKU(竹 集成材/防水加工/w410×d45×h260mm)
ORI-NUNO(ナイロン/w1450×h1450mm)
キャスター ×4
白+緑ベルト ×2(ポリプロピレン/1450mm)
結束バンド ×4
ホワイトボードペン
説明書

購入をお考えの方へ
[自治体・官公庁様]避難所における良好な生活環境確保のためにご検討ください。地域での防災訓練などへの貸し出しも行っております。
[メーカー様]ラージサイズのパッケージは上部にハグクム、下部に御社の防災グッズを入れて御社の商品として販売することが可能です。OEMのご用命、コラボパートナーを募集しています。詳しくはお問い合わせください。
[企業・広報部様]ハグクムは企業の防災型CSRとして、また備蓄用としてご購入いただけます。
hugkumcsr.jpg

メディア紹介
・中部経済新聞 名古屋経済面(2019/03/09)
・NHKラジオ第一「夕刊ゴジらじ」内 生中継(2019/08/26)
・NHK名古屋放送局「まるっと!」内 生中継(2019/08/26)

受賞歴
・平成30年度名古屋市工業技術グランプリ 公益財団法人名古屋産業振興公社理事長賞

特許出願中(特願2018-169345) HUG+KUM are health support kits for a comfortable evacuation spot.