• 居酒屋「酒倉」

出会えて良かった。北海道の地からエールを送ります。

出会いからわずか数十分で仕事を発注するとは思いもしませんでした。

当店は札幌の狸小路で、和風居酒屋の飲食店を営んでいました。そこにスズキモダンのデザイナーである塚本さんがご来店されたのがお付き合いのきっかけでした。当時、屋号を新しくする予定でいたため、店のロゴを作らないといけないなぁ…と思ってた時のことでした。席数も僅かな、こじんまりとした店に、若い女性が一人でご来店されるのは、滅多にないことだったので少し驚きましたが、思い切って話しかけてみた所、とても話が弾み、直ぐに打ち解けたことを記憶しています。お店の屋号は、私の岐阜の本籍地から取った名前で、お店を開くことになったきっかけなどのエピソードを熱く語っていたら、それに共感頂いた塚本さんが、その場で鈴木社長さんに電話で直談判していただけたことで、ロゴデザイン制作の発注を即決しました。まさに千載一遇でした。

想いを汲み取る。言うのは簡単ですが、目の当たりにすると少し震えます。

もし、私が受注する側だったらと想像してみると、発注者のこれまでのストーリーやお店に対する想いを汲み取る必要があるなと思いました。なので私からは、その想いを伝えるべく、これまでのエピソードや自分の店への想いなどを簡単に文章にまとめてお渡しました。なんとなく自分なりのイメージはあったのですが、何ともうまく言葉にして表現できなかったので、想いの部分を伝えるだけで、デザインに関しては塚本さんにおまかせしました。それから待つこと1週間だったかと思います。出来上がったラフ案を見て想像を遥かに超えるイメージのロゴデザインが出来上がってきました。ひと目見ただけで、「これだ!」と心の中で叫んだぐらいです。「ロゴ」は屋号である酒倉を徳利とおちょこに見立てたデザインで、まさに居酒屋をイメージしています。私の中にあった言葉にできなかったインスピレーションをうまく形にしてもらえたと直感しました。おまけに、名刺のデザインと、当店オリジナル商品のポスターの制作もしていただけました。
塚本さんとは、一度お会いしただけです。何せ、たまたま名古屋から観光で札幌に遊びに来たときの出会いだったので。あとはメールと電話のみのやり取りで仕事が完結できたということは、今振り返ってみても驚きです。札幌と名古屋という距離感を感じさせない関係で制作依頼できました。お店は諸事情により、一旦、閉店することになったのですが、もし、再開する運びとなった際には、お店全体のデザインから構想を練って相談できるといいなと思っています。

想いに応えてくれるのがスズキモダンなんだと感じています。

先日、帰省する際に、スズキモダンのオフィスに立ち寄らせていただきました。鈴木社長さんにお会いするのはその時が初めてでした。他のスタッフの方もいらっしゃったのですが、アットホームで、和気あいあいと会話できる雰囲気があり、たくさん話を聞いてくれて、何でも相談に乗ってくれる、という印象を持ちました。これは鈴木社長はじめ、塚本さん達スタッフの皆さんの人柄だと思います。私達のような飲食店も、コミュニケーションはとても大事にしていますが、デザインを制作をするということは、想いを汲み取るという側面から、私達以上にコミュニケーションが大事なのだと気付かされました。私達と同じように想いの表現で悩まれている方がいましたらスズキモダンに相談してみるといいと思います。きっと力になってくれるはずです。