• ASUE株式会社

“ロゴをつくる”以上の仕事をしてくれたスズキモダンさんに感謝しています。

新しいロゴに映した、“ASUEらしさ”。──安江真一様インタビュー

このたびスズキモダンは、ASUE株式会社様のロゴリニューアルのお手伝いをさせていただきました。
このプロジェクトを中心となって推進された代表取締役・安江真一様に、リニューアルの背景や制作過程でのご感想を伺いました。

対談風景
──まずは会社紹介をお願いします。
安江様:はい。弊社は名古屋を拠点に、企業のデジタルマーケティングを支援している会社です。
Web広告の運用を中心に、戦略設計からクリエイティブ制作、サイト改善のご提案まで、一貫した体制でサポートしています。

──広告運用にとどまらず、幅広く支援されているんですね。
安江様:そうですね。広告の運用だけでなく、集客戦略をお客様と一緒に作ることを大切にしています。
最近では、SalesforceやHubSpotなどのCRM・MAツールの導入支援にも力を入れはじめていて、マーケティングから営業、アフターフォローまでをデータでつなぐ体制づくりを進めています。

──広告からCRM・MAまで、一気通貫でサポートできるのは強みですね。
安江様:ありがとうございます。企業の課題は集客だけでなく、その後の顧客関係構築にも広がっています。
だからこそ、今後はテクノロジーやデータの力で、お客様の成長を長期的に支援していきたいと考えています。

何度も見送ってきたロゴのリニューアル。変えるきっかけは、オフィスの移転でした。


──まず、ロゴをリニューアルしようと思われたきっかけを教えてください。
安江様:ずっと「変えたいな」と思っていたんですが、なかなかきっかけがなくて。
オフィス移転のタイミングで一緒にやろうと思っていたのですが、多忙につき断念し(それだけロゴの変更は大切な仕事だと考えていました)、数ヶ月経過したころ、やっぱり刷新しようと決断しました。

──決断を後押ししたポイントはありましたか?
安江様:仲のいい友人経営者がスズキモダンさんでロゴを変えていて、それを見たとき「めちゃくちゃクオリティが高いな」と感じたんです。スズキモダンさんでなら一緒にいいロゴをつくれるかもしれない、と思いました。

ロゴは“企業の今”を映す鏡。時代に合っていなければ、会社の印象も古くなる。

ロゴのリニューアル前とリニューアル後
──ロゴを変える前、どんな課題意識をお持ちでしたか?
安江様:某大手企業さんがロゴを一新したころから、ロゴデザインの潮流が変わっていくのを感じていました。
そうした時代の変化に、自社のロゴが追いついていないという自覚があったんです。

──その変化を見て、どう感じられたのでしょうか?
安江様:「ASUE」という会社自体は進化しているのに、ロゴだけがおいてけぼりだなと、事業領域も広がり、組織も変わっているのに、ブランドの“顔”がアップデートされていないのは、どこか心に引っかかっていました。
“今のASUE”を表現できるロゴにしたい——それが根底にありましたね。

スズキモダンがどれだけ本気で向き合ってくれるかが伝わった。


──今回のロゴ制作は、スズキモダン側で5名体制(ディレクター・デザイナー3名・代表)で担当しました。印象はいかがでしたか?
安江様:5人体制で向き合ってくれたのは驚きでした。
うちもWEBマーケティングをやっているので、制作体制の重要性はよく分かります。
それだけの人数でしっかり取り組んでくれたことに驚きがありました。

──特に印象に残った点はありますか?
安江様:やっぱり社長の鈴木さんが直接関わってくれたことです。
トップ自ら現場に入ってくれるのは、安心感もありますし、「本気でこのプロジェクトを成功させよう」という熱量を感じました。
コミュニケーションのスピード感もあって、迷う場面でも一緒に考えてもらえたのがありがたかったです。
笑顔のインタビュアー

“使いにくいのに、気になる”——惹かれる理由があるデザインを選びたかった。

ロゴがモニターに写っている
──今回はスズキモダンから複数案をご提案しましたが、どのように検討を進められましたか?
安江様:特に感性が鋭い社員たちに案を共有し、意見を聞きました。そして最終的には僕自身が決断しました。最初にこの案を見たときの印象は、「ちょっと使いにくいかも…」でした(笑)。一方で、色々なロゴが並ぶなかでこの一見“使いにくいこのロゴ”は目立つ。使いにくいが目立つ。効率は悪いけれど、何か光るものがある、よく言えばそんなイメージで、それがASUEらしいな、と思いました。

──最終的にこの案を選ばれた決め手はどんなところでしたか?
安江様:この案を見た瞬間、「凧」が浮かびました。
外部環境という“風”を受けて、柔軟な進路で右肩上がりに上昇していく姿。
それがASUEのあるべき姿と重なりました。
右上がりの形状は「成長」を、小文字のロゴタイプは「柔軟性とチャーミングさ」を感じさせます。
そして、カラーのオレンジも決め手のひとつです。
弊社の場合は業種柄このロゴをデジタル上で使うことが多いのですが、このブライトオレンジはデジタル上の発色が良いなと感じました。もちろんTシャツやパネルにしても映える“使いたくなる色”です。この色が、ASUEの前向きさや活力を象徴していると感じました。

語りすぎない“余白”が、人の心に届く。

ロゴとタグライン
──タグラインは「明日へジャンプ」「明日へのチーム」「明日へ共に。」の3案をご提案しました。最終的に「明日へ共に。」を選ばれた理由を教えてください。
安江様:3案とも良くて、最後まで悩みました。
「ジャンプ」は某少年誌を連想させ勢いがある。「チーム」は団結力を連想させる。
その中でも「明日へ共に。」を選んだ理由は、“言い切らない余白”が心地よい、ASUEらしいと感じたからです。言葉に余白があると、人が考える余地を残せる。
それが今回のロゴにも通じていて、ブランドとして一貫性があると感じました。
企業として「引っ張る」でも「支える」でもなく、“共に進む”。
その関係性を余白を通じて表現できているところが気に入っています。

──ロゴとタグラインの関係性については、どのように感じられましたか?
安江様:ロゴの段階から、“余白の取り方”には強いこだわりを持っていました。
単に形を整えるというより、「どれだけ削ぎ落として伝えるか」が大切だと思っていて。
今回のロゴはその考えを見事に体現してくれたと感じています。
そこに「明日へ共に。」というタグラインが加わることで、
視覚とことばの“余白”が呼応し、より深いメッセージになりました。
主張しすぎず、静かに意志を感じさせる——そんなロゴとタグラインの関係が理想的ですね。

ロゴを変えたことで、“会社の軸”がより明確になった。


安江様:社員からは「じわじわくる」「見るたびに愛着が湧いてきた」「会社の雰囲気に合っている」と好評でした。
名刺交換のときも自然とロゴの話題になるなど、コミュニケーションのきっかけにもなっています。ロゴは単なる“マーク”ではなく、自分たちの姿勢を日々思い出させてくれる存在になりました。

──最後に、今回のリニューアルを通じて得た気づきや会社への思いを教えて下さい。
安江様:一番感じたのは、デザインが経営と深くつながっているということです。
スズキモダンさんの提案がなければ、僕もここまで踏み込んで考えることはできなかったと思います。
デザインを外注するというより、“経営のパートナーとして一緒に考えてくれる存在”と仕事をした、という感覚ですね。
そして、完成したロゴは、ASUEの新しいフェーズへの出発点。
“風をつかんで上昇していく”ように、外部環境の変化を前向きに受け止めながら、複利的に成長できる組織でありたいと思っています。

エントランス前で微笑むふたり

今回リニューアルのロゴ制作実績はこちら