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ターゲットに合わせたSNS選び

SNSマーケティングを成功させるためには、それぞれのSNSの特徴を理解し、ターゲット層に合わせたSNSを選定することが重要です。
SNSの違いを理解し、最適なマーケティング戦略を立てるため、今回は主要なSNSのそれぞれの特徴をご紹介いたします。

 

X(旧Twitter)

Xの国内月間アクティブユーザーは、約6,658万人と言われており、各種SNSの中でもLINEに次ぐ国内第2位のユーザー規模を誇っています。
国別利用者ランキングでも、1位がアメリカ、2位が日本という結果になっており、日本に非常に根付いたSNSであるといえます。利用しているユーザーの年齢層では、10代〜20代のユーザーが最も多いですが、40〜50代のユーザーも多く、非常に幅広い年齢層が利用しています。

 

特徴1.リアルタイムの情報発信ができる

Twitterはリアルタイムで情報発信ができるのが特徴です。
最新ニュースやトレンドをタイムリーにシェアできるため、新製品の発表やキャンペーン情報を素早く広めるのに非常に有効です。
また、ハッシュタグを活用することで、ユーザーはそのハッシュタグをつけたポスト(投稿)をまとめて閲覧することができます。
これにより、検索性が上がるため、特定のターゲット層にリーチしやすくなります。

特徴2.拡散性が高い

Xでは他のユーザーのポスト(投稿)をシェアする「リポスト機能」があるため、拡散性が非常に高く、情報の伝達が早いのが特徴です。
自分のポストが他のユーザーにリポストされると、さらに多くの人に見てもらうことができるため、インプレッション回数(表示回数)が増加します。
インプレッション回数が増えると、おすすめのツイートとしてトレンドやタイムラインに表示されるため、より多くの人に拡散することができます。

特徴3.他のユーザーとのコミュニケーション

Xはその手軽さから、他のSNSに比べてユーザー同士のコミュニケーションが盛んです。
企業は一方的に情報を発信するだけではなく、ユーザーのポスト(投稿)に返信したり、リポストするなど、
密なコミュニケーションを取ることで、ユーザーは親近感を覚え、企業への興味関心を沸かせるだけでなく、企業イメージも向上させることができます。
こうしたコミュニケーションを行うことで、すでにいるフォロワーだけではなく、潜在顧客にもアプローチすることができます。

 

Instagram

Instagramの国内月間アクティブユーザーは約3,300万人で、世界では約10億人以上が利用しているといわれています。
ユーザーは10代〜20代の若い世代がメインで、男性よりも女性の割合が多いのが特徴です。

 

特徴1.写真や動画の発信に強い

Instagramは視覚的なコンテンツが中心のプラットフォームで、写真や動画を効果的に活用することが求められます。
そのため、飲食やコスメといった商品や、観光やアパレルといったサービスなど、写真映えしやすいものを取り扱っている企業との相性が良いSNSです。
投稿する写真のテイストやトーンによって、その企業のイメージやブランドの世界観が左右されるため、Instagramをプロモーションに使う際は、美しい写真であることが絶対条件です。

特徴2.アプローチの種類が豊富

Instagramでは、フィードという一般的な投稿機能のほかに、24時間で投稿が消える「ストーリーズ」や、最大90秒のショート動画を楽しめる「リール」、ユーザーと直接コミュニケーションを取ることができる生配信「インスタライブ」など、さまざまなアプローチ方法があります。
また、ショッピング機能もあり、Instagramにあるブランドの写真や動画からネットショップの商品購入ページに飛べることができるため、ユーザーは気になった商品を簡単に購入することができます。

特徴3.インフルエンサーマーケティングが効果的

Instagramでは、インフルエンサーマーケティングが活発に行われています。
自社製品との親和性が良いインフルエンサーにPRを依頼することで、短期間でも多くのユーザーからの認知を獲得することができます。

 

弊社では、株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドが全国に展開する靴・バッグなどを販売する店舗 FIT HOUSEのオリジナルジュエリーブランド cheriecrin(シェリークラン)のブランディングを含めた販促デザインの依頼をいただき、Instagramの投稿画像を制作いたしました。
インスタの投稿設計では他のアクセサリーブランドと差別化するため、一枚では商品の良さを、一覧では絵をつなげて見る人を楽しませるデザイン設計をしています。
弊社制作事例:instagram投稿画像1|FIT HOUSE様

 

 

TikTok

TikTokの国内月間アクティブユーザーは約1,700万人で、日本でのメイン層は主に10代〜20代です。
そのため、Z世代をターゲットにしたマーケティングをするのに効果的なSNSといえます。

 

特徴1.アルゴリズムによるパーソナライズ

TikTokを開くとまず表示されるのが「おすすめ機能」で、おすすめ機能ではユーザーがこれまで視聴した動画や視聴行動など、ユーザーの興味に基づいたおすすめ動画が表示されます。
これにより、ユーザーは自分にとって魅力的な動画を次々と見続けることができます。

特徴2.Z世代にマッチしたプラットフォーム

隙間時間で見ることができるショート動画は、タイムパフォーマンスを重視する傾向にあるZ世代に非常に親和性があります。
また、常に新しいコンテンツを求めるZ世代にとって手軽に情報を得られることができるTikTokは、Z世代にマッチしたプラットホームであるといえます。

 

 

Facebook

Facebookの国内月間アクティブユーザーは約2,600万人で、利用率は30代が46.5%、40代が38.2%と、ビジネス層である30代〜40代にかけての利用率が高いSNSです。

 

特徴1.実名登録

Facebookの大きな特徴は、他のSNSと異なり「実名登録」ということです。
他のSNSは匿名性が高いのに対し、Facebookでは実名、年齢、出身地、学校、会社などの詳しい情報を設定できるため、知らない人同士が繋がるのではなく、顔見知りである人とのリアルなつながりを作ることができるのが特徴です。
実名登録であることによって、信頼関係を構築しやすいため、職場の同僚や上司、取引先の相手とビジネスシーンで多く活用されています。

特徴2.詳細なターゲティング広告

Facebookは個人情報が他のSNSに比べて圧倒的に多く、細やかなターゲティングを行うことができます。
ユーザーの年齢、性別、場所、興味、行動などに基づいて広告を配信することができます。
また、Facebookでは詳細な分析ツールを提供しているため、インプレッション数、クリック率、コンバージョン率など、さまざまな指標を追跡し、広告の効果を評価できます。

 

 

まとめ

各SNSプラットフォームにはそれぞれの特徴と強みがあります。それぞれのプラットフォームの特性を理解し、適切なコンテンツと戦略を立てることで、効果的なSNSマーケティングを展開することができます。皆さんもぜひ、これらのポイントを意識して、SNSマーケティングを効果的に活用してくださいね。

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