SNS運用の基礎|SNS運用担当がまず覚えるべき用語41選!
「SNS担当者に抜擢されたけど、正直SNSは見る専門で発信は全然…」「SNS担当者が辞めてしまった…私がやるしかない…何からやればいいの?!」そんなあなた。ここではSNS運用における基礎知識をご紹介していきます。第一回目となる今回は、SNS運用担当1年生のための「これだけは覚えておいてほしい用語41選」をご紹介していきます。
1. SNSプラットフォームの種類と共通する基本用語
2.SNSマーケティングに関連する用語
3.まとめ
1.SNSプラットフォームの種類と共通する基本用語
「SNSプラットフォーム」とは、SNSの種類を指します。SNSプラットフォームは、個人や企業、団体などがさまざまな目的で利用します。各プラットフォームの異なる特徴を簡単にご紹介します。
世界最大のSNSプラットフォームで、個人や企業がプロフィールを作成し、友達やフォロワーとコンテンツを共有することができます。写真、動画、リンクなどのコンテンツが投稿されます。
X(旧Twitter)
短いテキストメッセージを投稿するプラットフォームで、トピックに関する意見や情報、ニュースなどがリアルタイムで共有されます。ハッシュタグを活用して特定のトピックやキーワードに関連する投稿をまとめて見ることができます。
写真と短いキャプションを共有するプラットフォームで、ビジュアルコンテンツが主要な要素となっています。投稿やストーリーズなどが利用されます。
YouTube
動画コンテンツを共有するプラットフォームで、個人や企業が自身のチャンネルを持ち、様々なトピックの動画をアップロードします。
LINE
テキストメッセージやスタンプ、写真、動画、音声メッセージなどを使ってユーザー同士がリアルタイムでコミュニケーションを取るためのプラットフォームです。また、公式アカウントを活用して企業やブランドもユーザーとのコミュニケーションや情報提供を行うことができます。
TikTok
短い音楽付き動画を制作・共有するプラットフォームで、特に若年層に人気があります。
ユーザーがイメージや写真を「ピン」してボードにまとめることができるプラットフォームで、アイデアの共有やインスピレーションの収集が行われます。
SNS基本用語
次に各SNSプラットフォームに共通する基礎的な用語をいくつか紹介します。これらの用語は、異なるプラットフォームでも共通して使われる基本的な概念です。
プロフィール
ユーザーのアカウント情報をまとめたページで、プロフィール写真や自己紹介などが含まれます。
投稿(Post)
テキスト、画像、動画などを共有する行為で、自分のプロフィールやタイムラインに表示されます。
フォロー
他のユーザーの投稿を購読することを意味し、フォローするとそのユーザーの投稿が自分のフィードに表示されるようになります。
フォロワー
自分の投稿をフォローしている他のユーザーのことで、自分のコンテンツに関心を持つ人々が含まれます。
フィード(Feed)
ユーザーがフォローしている他のユーザーの投稿が表示されるエリアで、最新のコンテンツが流れます。
タイムライン
タイムラインもフィードと同様に、ユーザーがフォローしているユーザーの投稿を表示するエリアを指しますが、タイムラインの中には自分自身の投稿も含まれます。つまり、タイムラインは他のユーザーの投稿と自分自身の投稿が混在して表示されるエリアを指します。
いいね(Like)
投稿に対するユーザーの反応のひとつで、気に入った投稿に対してクリックやタップして示します。
コメント
投稿に対するテキストでの反応や意見を書き込むことで、ユーザー間の対話を促進します。
シェア
他のユーザーの投稿を自分のプロフィールやタイムラインに再共有することで、その投稿が自分のフォロワーにも表示されるようになります。
ハッシュタグ
#記号を使ったキーワードやフレーズで、関連する投稿をまとめたり検索したりするために使われます。
アナリティクス(Analytics)
投稿やアカウントのパフォーマンスを分析するためのデータを指します。
2. SNSマーケティングに関連する用語
アクティビティ(Activity)
ユーザーがSNSプラットフォーム上で行うさまざまな活動や行動の履歴。投稿の作成、いいねやコメントの数、コンテンツのクリック数や表示回数などがアクティビティの一例です。
アルゴリズム(Algorithm)
SNSにおいてユーザーの興味、関心によりフィードやタイムラインへの投稿の表示順が変わるシステムのこと。Facebookでは「エッジランク」と呼ばれていましたが現在はアルゴリズムで統一されています。
インタラクション(Interaction)
SNSの投稿に対するコミュニケーションやコンテンツへの反応のこと。いいねやコメント、シェア、保存、リツイートなど。
インフルエンサー(Influencer)
SNS上で多くのフォロワー数や影響力を持つ個人やアカウントのこと。商品やサービスのプロモーションなどに活用されることがあります。
インプレッション(Impression)
投稿や広告がユーザーに表示された回数を示す指標。同じユーザーに対して複数回表示された場合でも、それぞれの表示回数をカウントします。
エンゲージメント(Engagement)
ユーザーがコンテンツに対してどれだけ関与し、反応したかを表す指標。いいねの数やコメント数、シェア数などが含まれます。
オウンドメディア(Owned Media)
企業やブランドが所有し、運営・管理できる情報発信メディアのこと。ウェブサイトやSNSアカウントなどが該当します。
オーガニックリーチ(Organic Reach)
有料広告を使用せずに自然にユーザーのフィードやタイムラインに表示された投稿の範囲のこと。広告費をかけずにコンテンツが拡散される状態です。
オムニチャネル(Omni-Channel)
複数の異なるチャネル(実店舗、ECサイト、SNSなど)の販売経路や顧客接点を連携し、顧客情報を統一することで、利便性を向上したり、さまざまな購買機会をつくること。
KGI(Key Goal Indicator)
目的や最終目標に対しての進捗や成果を測定する指標のこと。SNS運用における狙いや目標。
KPI(Key Performance Indicator)
最終目標(KGI)で設定した目的や目標のパフォーマンス値のことで、SNS運用における現在の達成度を知ることができます。
コンテンツマーケティング
SNSを活用して、有益で興味を引くコンテンツを作成・共有し、顧客や見込み客に価値を提供しながらブランドの認知拡大や購買を促進するマーケティング戦略です。
コンバージョン(Conversion)
広告やウェブサイトを閲覧したユーザーが、企業の望む行動(会員登録や資料請求、商品購入など)をすること。また、このコンバージョンのアクセス解析のために必要な計測用タグを「コンバージョンタグ」といいます。
CTR(Click Through Rate)
広告などのコンテンツが表示された際に、ユーザーがクリックしてリンク先に進んだ割合を示す指標。クリック率。広告の効果やクリエイティブの品質を評価する際に用いられます。広告がクリックされた回数を、広告の表示回数で割ったもの。
CTA(Call To Action)
Webサイトの閲覧者を企業が望む具体的な行動に誘導すること。Webサイト上に設置されたイメージやテキストのこと。
CPA(Cost Per Action)
特定のアクション1回あたりの広告単価。
CPE(Cost Per Engagement)
エンゲージメント1回あたりの広告単価。
CPF(Cost Per Follow)
ファン、フォロワー1人あたりの広告単価。
CPC(Cost Per Click)
クリック1回あたりの広告単価。
CVR(Conversion Rate)
企業Webサイトの訪問者数に対する、そのサイトで商品を購入したり会員登録をしたりした人の割合。
トラッキング
アクセス解析のためにサイト訪問者の情報が取得できるよう、ページに埋め込んでおくコードのこと。
ROI(Return on Investment)
マーケティング活動や広告キャンペーンの効果を評価する指標です。投資した費用に対してどれだけの収益が得られたかを示します。
リターゲティング(Retargeting)
以前にウェブサイトを訪れたユーザーやSNSを利用したことがあるユーザーに、再度広告を表示する広告戦略です。興味を持っている可能性が高いユーザーにアプローチするための手法です。
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。あなたはいくつ用語を知っていましたか?今回は、各種SNSで共通して使われる用語についてご紹介しました。SNSは日々新たな用語が増えていくので、今後も定期的にアップデートしていく予定です。ぜひブックマークしておいていただき、困った際のお助けツールとなれば幸いです。また、次回からは各プラットフォームの専門用語や機能・運用の際のポイントなどを、表示画面に沿ってご紹介していきます。